2011年8月19日金曜日

ボランティアセンター 東日本大震災支援ニュース Episode.80~ 新たなる希望のなかで A New Hope~

日本医療福祉生協連 近畿ブロック
みやぎ県南医療生協 槻木新事務所
(連絡先 :090-6056-8275)
2011年8月19日
発行担当:京都民医連 梅津

近畿ブロック各県から宮城県南支援事務所に常駐者配置
~各県共同による震災支援を、新たなる方向性のなかで~
前日からも含め、ヘルスコープ大阪・神戸医療生協・クリエイト兵庫・京都保健会事業所などの、近畿ブロック各県から4人の常駐者が、8月18日に宮城県南医療生協の現地事務所に入りました。

8月18日、夜遅くまで新槻木新事務所の開設作業や、翌日からの活動の準備を行いました。翌日の8月19日には、グループにわかれ、現在被災者がどんな支援を求められているかの聞き取り調査を行いました。この背景には、支援活動先が、個人の住宅から仮設住宅へとシフトしてきているなか、被災者のニーズが変化してきていると可能性があるからです。
また、聞き取り調査と共に、山元町仮設住宅でのアンケート訪問を始めました。

山元町仮設住宅を精力的にアンケート訪問
~要望聞き取り訪問156件・対話60件・要望アンケート記入39件

アンケート訪問結果


要望聞き取り  156件

対話       60件

アンケート記入  39件






 


被災者の方々は避難所からようやく仮設住宅に入居をし、生活再建のたいへんな途上にあります。

仮設住宅に訪問すると、生死を分けた津波ついてや被災後困難な状況、長年積み重ねた全てを失う被害の甚大さなど、震災や避難生活に関するの様々なことを話してくださいます。

避難所や仮設での暮らしのなか、生活・食生活のみだれによる持病の悪化が心配なこと‥
暑さのなか熱中症の適切な知識が必要なことなどの、健康面での不安や要望。

ボランティア活動で実施する、高齢者の健康チェックへの期待の声もありました。

またそれ以外にも、仮設住宅内には、子どもの遊び場がないため、車の往来が危険なこと。
砂利道の歩きにくさが、高齢者の外出を制限しているのではなど、様々な不安、そして、改善が必要と思われる点が多く見つかり、今後の活動を行っていくうえで非常に参考になるアンケート訪問となりました。

そして、自宅の泥出しや片づけなどの要望も、これまでの地域の人々との繋がりを通して、引き続き寄せられています。
8/27週末には神戸医療生協(バス1台)ヘルスコープ大阪(バス1台)のボランティア行動の宮城県南入りが予定されています。

それに向けて、県南医療生協を中心とした震災支援活動調整会議、仮設住宅での住民窓口となる方への相談や、山元町社会福祉協議会へのボランティア計画の連絡などを行っています。
県南医療生協による、看護師が仮設住宅を訪問しての医療チェックや、組合員主催による健康体操のとりくみなども計画されています。

今後、現地の山元町社会福祉協議会や、さまざまな団体・支援ボランティアとの、情報交換・連携を目指しつつ、明日も仮設住宅アンケート訪問にとりくみます。

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