2011年7月28日 No.74
発行担当: 神戸医療生協 山崎
みやぎ県南医療生協 槻木事務所
(連絡先:090 – 6056 - 8275
物理的な面だけでない、心の支援を…
本日、事務局メンバーの大体がそろったので、改めて支援先の確認を行っていきました。その中で今回から支援を始めさせていただくOさんのお宅で津波に遭った時のお話を聞きました。
当時、Oさんと娘さんの2人で自宅から避難している最中に津波に遭い、咄嗟に近くの電柱(?)によじ登り、一命を取り留めたそうです。一度は水に浸かり、電柱から手を離しそうになったこともあったそうですが、下から娘さんが「ばーちゃん!ばーちゃん!」と必死の呼びかけに助けられたそうです。
また、今回支援を行う場所の一つに神社があります。この神社の氏子の方から要請があったそうなのですが、支援を行う次の日、7月31日(日)に御祭りを行うそうなのです。下の写真に写っているように、元の面影はなにもなく、鳥居も社殿も全て流されてしまい、広い境内には小さな御神体がぽつんと残っているだけでした。しかし、長年続いてきた御祭りであり、こんな時だからこそ、みんなで御祭りをしたいと言われたそうです。
津波で流された八重垣神社
震災前の八重垣神社 |
震災後の八重垣神社 |
今回、支援を行う人たちはその御祭りを見ることはできませんが、その御祭りによって、被災者の方々が少しでも元気を取り戻してもらえることを願って支援を行っていきたいと思います。
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